原料を探して集めるところから、製品に使用される素材になるまで、非鉄金属はどのようにつくられるかを見てみましょう。

製造の流れ
FLOW
原料を集める

金属を加工する

削る
溶かして
固める
固める
市場・製品


鉱山を掘る

まず、世界中から鉱山を探しだすところからスタート。鉱山は、新しく見つけてから生産のための設備を作り終えるまで、長いもので10年以上かかることも…!非鉄金属の原料となる鉱石は、長く安定して採掘し続けられることが大切です。
使用済製品から
リサイクル
リサイクル

使用済の電子機器や家電などにはたくさんの非鉄金属が含まれおり、これらを鉱山に見立てて「都市鉱山」と呼んでいます。貴重な資源として、都市鉱山から非鉄金属を取り出し、再利用しています。
金属を取り出す

集めた原料には金属のほか、不純物も多く含まれています。さまざまな工程を経て不純物を取り除き、純度の高い非鉄金属の地金(じがね)を作ります。ここでは銅製錬を例に見てみましょう。
複数の金属を混ぜる

非鉄金属にはさまざまな元素がありますが、更にそれらを混ぜ合わせて、数えきれない種類の合金を作ることができます。混ぜる元素や割合によって、硬さや電気の通しやすさなど、特長も変化します。
力を加えて形を変える

金属は力を加えると変形する性質があり、それを利用して加工します。2個のロールで挟んだり、工具で押し潰したり、型枠に入れて圧力をかけたり、引っ張る力を使ったり、いろいろな加工方法があります。