当社グループでは日立鉱山での創業時より、地域との共存共栄の精神を大切にしながら事業を行ってきました。今も変わらぬこの精神に基づき、企業行動規範の中で社会との共存共栄を図ることを掲げています。
評価: 達成・順調 未達
KPI | 2022年度実績・進捗 | 評価 |
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地域コミュニティとの 対話の継続 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けながらも、継続した対話を通じて地 域のニーズを理解し、企業活動への信頼獲得に努めました。 |
当社グループでは社会貢献活動を通じた地域コミュニティとのさらなる関係強化を目指し、国内外の各事業拠点で地域に根差した活動を行いました。新型コロナウイルスの影響により活動の制限・制約はありましたが、創業時からの地域との共存共栄の精神を大切に、地域とのコミュニケーションの機会創出に取り組みました。
活動名 | 実施拠点 | 実施時期 | 内容 | |
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環境保全活動 | 工場周辺の清掃活動 | 磯原工場 | 2022年5月 | 北茨城市主催の環境美化運動で大津漁港周辺のゴミ拾い に、社員とその家族95名が参加しました。 |
相模川クリーンキャンペーン | 倉見工場 | 2022年5月 | 相模川流域の環境を保全するため、自治体を中心に行 われている美化活動へ約90名の社員が参加しまし た。 |
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教育活動 | 青少年X(みらい)作 文・こどもX絵画コンクール |
JX金属製錬(株) 佐賀関製錬所 |
2022年7月~ 2023年3月 |
佐賀関・神崎地区の小中学校を対象とした青少 年X(みらい)作文・こどもX絵画コンクールを実施 しました。 |
日鉱記念館・工場見学会 | 日立事業所 | 2023年2月 | 当社に協力いただいている地域の方々に、より一層当 社事業への理解を深めていただくため、地域の方々を 対象に工場見学会を開催し、2日間で計70名が白銀地 区と日鉱記念館を見学しました。また、白銀町環境連 絡協議会との定例会を合わせて行い、新圧延工場の建 設状況や宮田川清掃等環境活動について意見交換を実 施しました。 |
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「みなとサイエンス フェスタ」への協力 |
本社 | 2023年3月 | 港区立みなと科学館で開催された「みなとサイエンス フェスタ2023~みんなで行こう!科学のお祭り」に 協力し、実験教室を開催しました。 |
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地域振興 | 地域の祭事への参加 | JX金属製錬(株) 佐賀関製錬所 |
2022年4月、7月 | 漁業の街でもある佐賀関で海上安全の神を祀る神社と して親しまれている椎根津彦神社・春祭り(4月)およ び早吸日女神社・夏祭り(7月)の神輿担ぎに、製錬 所の若手社員10名程度を派遣しました。 |
「エコフェスひたち」 への出展 |
日立事業所 | 2022年7月 | 日立市主催の市民の環境意識高揚を目的としたイベン ト「エコフェスひたち2022」に出展しました。当社は「資 源循環型社会に貢献する事業の紹介」をテーマに、日 立事業所の沿革や当社事業を紹介しました。 |
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スポーツ振興 | 企業スポーツの地域振興 | 日立事業所 | 通年 | 日立事業所所属剣道部員が、地元の幼稚園児から高校 生まで(10~15名)を対象に、週4回の指導を行っ ています。 |
相模川クリーンキャンペーンに参加する社員
青少年X(みらい)作文・こどもX絵画コンクールの表彰式
日鉱記念館を見学した参加者の皆様
「みなとサイエンスフェスタ」の実験教室
神輿担ぎに参加した若手社員
「エコフェスひたち」の当社ブース
剣道教室での活動
当社は、1905年の茨城県日立市における日立鉱山の操業開始をルーツとしています。現在でも同県内には複数の生産拠点を有しており、とりわけ縁が深く事業上も非常に重要な地域です。当社製品の安定供給の重要性の高まりや新工場の建設を見据え、地域のさらなる発展と、当社グループの認知度向上に向けた活動を積極的に推進しています。
当社は2023年1月、ひたちなか市での新工場建設にあたり、地域社会の一員として発展をともにしたいとの考えから、同市と包括連携協定を締結しました。
新工場の稼働による雇用創出・産業振興への貢献はもとより、企業版ふるさと納税制度を活用して1億円を寄付することにより、新工場が所在する阿字ヶ浦地区のコミュニティセンターの運営支援や次世代育成活動など地域の未来のためのさまざまな活動を支援していきます。
当社は、2022年4月よりプロサッカークラブの水戸ホーリーホックと初めて「プラチナパートナー契約」を締結し、スポーツ興業を通した地域活性化や次世代育成活動、地域課題解決に向けた取り組みを支援してきました。およそ半年強にわたるパートナー契約期間を通じ、「新しい原風景をこの街に」をスローガンに、地域に根差した活動を続ける同チームとともに歩んでいきたいという想いを強くしたことから、2022年10月、オフィシャルパートナーとして最上位カテゴリーとなる「トップパートナー契約」を締結しました。トップチームユニフォームへの広告掲載やサンクスマッチの開催、サッカースクールなど次世代育成活動への協力などを通して、2023シーズンも引き続き同チームの活動をサポートしていきます。
医療法人社団日鉱記念病院は、当社のルーツである日立鉱山の附属診療所として発足し、長きにわたり社員・家族や地域の方々の健康管理や医療に携わってきました。1981年より使用されてきた建屋が老朽化したことに伴い、2018年より新築・移転の計画に取り組み、2019年に着工、2022年3月には健診センターと介護医療院を併設した新しい病院として生まれ変わり、市民の健康を守る地域医療に欠かせない存在として運営が続けられています。
当社は2022年8月、地域から高い期待を寄せられる当病院の運営を少しでも支援をしたいとの考えから、1億円を寄付しました。同病院がこれからも地域医療に欠かせない存在であり続けていただくことを期待しています。
当社グループでは、さまざまなステークホルダーからの要請を的確に把握し、誠実に応え、信頼関係を構築することが企業価値の向上につながると考えています。そのために、各ステークホルダーとの対話の機会を確実に捉え、双方向で活発なコミュニケーションを行うことに努めています。
主なステークホルダーと果たすべき責任 | 主なコミュニケーション手段 | 提起された主なテーマ |
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顧客高品質製品の安定的かつ効率的な供給を通じ |
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株主・投資家ENEOSグループの主要な事業会社として、 |
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従業員職場環境の整備と育成制度の充実を中心とし |
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取引先事業遂行のパートナーとして信頼関係を構築 |
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地域社会さまざまな交流の機会を通じた事業への理解 |
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国際社会地球温暖化をはじめとする国際的な課題の動 |
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