作品名|果実の中の木もれ陽
H460(cm)私の仕事は鍛金技術によってもたらされる銅板の張力と凝集力と、そして熔接を併用する事を造形の基としている。それによって、作品世界は外部と内部空間とが等価な膜状組織として重層化し、また連鎖的に増殖展開して構造化する方向に向かっている。埼玉県立近代美術館に展示されているこの作品は、収蔵後3回の増殖を繰り返して現在の状態にまでなってきた。遠い未来の鑑賞者に向けて、周囲の樹木と共に今も成長展開の途上にある。
1947
埼玉県生まれ
1970
東京藝術大学 美術学部 工芸科卒業 2014~2019 金沢美術工芸大学大学院 専任教授 就任
2010
第1回金沢・世界工芸トリエンナーレ(金沢市)
2013
清州国際工芸ビエンナーレ2013(清州市、韓国)
2016
「革新の工芸―伝統と前衛、そして現代―」(東京国立近代美術館工芸館)
「橋本真之《果実の中の木もれ陽》これまで/これから」(埼玉県立近代美術館)
2017
平成28年度 芸術選奨 文部科学大臣賞(美術部門) 受賞
2019
「パッション2020」(東京国立近代美術館工芸館)
2020
「方法の無意識―方法の発露2020」(中村記念美術館、金沢市)