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2022年度

循環経済パートナーシップの「注目事例集(2022)」へのグリーンハイブリッド製錬の掲載について
―日本企業の循環経済の取り組みのうち、特に注目度が高い事例として選定―

 JX金属株式会社が推進する「グリーンハイブリッド製錬」が、循環経済パートナーシップ(英語名:Japan Partnership for Circular Economy、以下「J4CE」)が発行する「J4CE注目事例集(2022)」に掲載されました。「J4CE注目事例集(2021)」における「リチウムイオンバッテリー(LIB)のリサイクル」に引き続き、2年連続で当社事業が選定されました。

 

 J4CEは、循環経済への流れが世界的に加速化する中で、国内企業を含む関係者の循環経済への更なる理解醸成と取組の促進を目指し、官民連携を強化することを目的として、環境省、経済産業省、日本経済団体連合会(経団連)により2021年に創設されたイニシアチブで、当社は創設当初から参加してまいりました。現在、同パートナーシップには企業・団体150社以上(2022年9月現在)が参加し、日本の先進的な循環経済に関する取組事例の収集と国内外への発信・共有等が行われています。

 「注目事例集」は、参加企業・団体から寄せられた循環経済の取組の中から、特に注目度の高い事例が選定されたものです。2022年は計26件が選出され、非鉄分野に関する代表事例の1つとして「グリーンハイブリッド製錬」が選出されています。今般の選定は、鉱石自ら発する酸化反応熱を最大限に活用し、化石燃料をほぼ使用せずにリサイクル原料の増処理を行う「グリーンハイブリッド製錬」が、中央省庁や各業界の多数の企業が参画するイニシアチブから、日本における循環経済促進に貢献する好事例として公式に評価された、意義深いものであると考えています。

 

 当社は、サステナブルカッパービジョン(※1)に基づき、グリーンハイブリッド製錬による持続可能な銅(サステナブルカッパー)の供給、進化と普及に向けて様々な施策を展開しております。今後もグリーンハイブリッド製錬において、リサイクル比率を高めるための技術開発や原料集荷体制の構築等を推進し、更なる資源循環、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

以上

 

※1 詳細については2022年8月3日付プレスリリース「“サステナブルカッパー・ビジョン”の策定について」をご覧ください。

 

図:JX金属製錬(株)佐賀関製錬所におけるグリーンハイブリッド製錬