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2023年度

タニオビス・ジャパン水戸工場がRBA監査でプラチナ・ステータスを取得

 JX金属グループのタニオビス・ジャパン(社長:牧野修仁)の水戸工場は、RBA(Responsible Business Alliance)行動規範の遵守状況を評価するVAP(Validated Assessment Program)監査において200点満点を獲得し、RBA認証プログラムにおける最上位のステータスであるプラチナを取得しました。当ステータスは2024年11月2日まで有効です。

 

 RBAは、主に電子メーカーやそのサプライヤーである電子部品メーカーなどにより構成される業界団体で、当社先端素材分野の顧客の多くが加盟しており、グローバルサプライチェーンにおける社会・環境・倫理面の改善に取り組んでいます。当社グループの半導体材料分野では、RBA行動規範に従い、労働・安全衛生・環境・倫理・マネジメントシステムの水準を継続的に高めております。VAP監査は、RBAに認定された監査機関により実施され、マネジメントシステムの整備状況や各基準の遵守状況が評価されるものです。

 

 タニオビス・ジャパン水戸工場は、当社磯原工場で生産される半導体用スパッタリングターゲットに用いられる機能性タンタル粉を製造しています。このたび、これまでの活動状況を客観的に評価することを目的に当監査を受審しました。この結果としてプラチナ・ステータスの取得をし、お客様からのRBA行動規範準拠のご要望に対し、より高いコミットメントを示すことができました。

 

 当社グループでの同監査でのプラチナ・ステータスの取得は、磯原工場(2022年4月)および同工場向けのチタン原料の製造などを行う東邦チタニウム(株)茅ヶ崎工場(2021年6月)に次ぐ3拠点目となります。これは、当社グループをあげてのESG推進の取り組みが着実に進展していることの表れであるとともに、当社半導体材料分野におけるサプライチェーンの透明性を証するものであると考えています。

 

 当社グループでは、引き続きESGへの取り組みを強化することで、原料からのサプライチェーンの透明性が裏付けられた先端素材の安定供給を目指してまいります。これを通して、グローバルサプライチェーン全体での持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

RBA監査の証書
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【参考】タニオビス・ジャパン水戸工場について

名称 タニオビス・ジャパン株式会社水戸工場
所在地 茨城県常陸大宮市工業団地9番地
操業開始 1986年2月4日
敷地面積 25,797m2
従業員数 63名(2023年10月現在)
生産品目 スパッタリングターゲット向け機能性タンタル粉など

 

(拠点外観)
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