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2025年度

「JX金属カッパーくんの森」が環境省「自然共生サイト」に認定

 JX金属株式会社(社長:林 陽一、以下「当社」)は、このたび当社が管理するJX金属カッパーくんの森(山形県南陽市)が、環境省が推進する「自然共生サイト」に認定されたことをお知らせします。
「自然共生サイト」とは、生物多様性の保全や自然との共生に資する取り組みが行われている区域を、環境省が認定する制度です。環境省は30by30(サーティ・バイ・サーティ)※1達成に向けた施策の一環として、2023年に認定制度を開始し、2025年にはこれを法制化する新法「地域生物多様性増進法※2」が施行されました。今後、自然共生サイトのうち、既存の保護区域と重複しない区域についてはOECM※3として国際データベースへの登録が予定されています。

 

※1 30by30:「昆明・モントリオール生物多様性枠組」のグローバルターゲットのひとつ。2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することを目指す国際的な目標。
※2 地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律(通称:生物多様性増進活動促進法):ネイチャーポジティブ(自然再興)の実現に向け、企業等による地域における生物多様性の増進のための活動を促進するため、活動に対する認定制度の創設と手続きの簡素化などを定めた法律(2025年4月1日施行)。
※3 OECM:Other Effective area-based Conservation Measuresの略。民間等の取組みにより保全が図られている地域や、保全を目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域。

 

認定区域の概要と評価ポイント
今回認定された「JX金属カッパーくんの森」は、約20haにわたる森林区域です。この区域は、かつて当社の前身である日本鉱業が操業していた吉野鉱山の跡地を整備したもので、長年にわたり植生回復や環境管理を進めてきました。区域内には、森林・草地・湿地がモザイク状に広がり、サシバをアンブレラ種とした多様な動植物が生息しています。こうした里地里山の生態系が良好に維持されている点、そして継続的な管理体制が確立されている点が高く評価され、今回の自然共生サイト認定に至りました。

 

当社のネイチャーポジティブビジョン
当社は、2024年に掲げた「ネイチャーポジティブビジョン」のもと、自然との調和を重視した事業運営を進めています。今回認定された「JX金属カッパーくんの森」をはじめとした休廃止鉱山の自然資本を活かした生態系保全・再生の取り組みは「ネイチャーポジティブビジョン」に沿う活動のひとつであり、地域の自然と真摯に向き合いながら、着実に取り組みを進めていく姿勢を示すものです。

 

今後の展望
当社は今回の認定を意義深く受け止めており、生物多様性保全活動をさらに丁寧に進めるとともに、地域との協働や科学的知見に基づく管理を続け、「自然と共生する企業」としてネイチャーポジティブの実現に貢献していきます。

 

関連情報
自然共生サイト:https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/
JX金属 サステナビリティHP ネイチャーポジティブビジョン:https://www.jx-nmm.com/sustainability/materiality/environment/nature-positive/

 

南陽市におけるその他の取り組み
当社は同市において、2009年度から「JX金属・龍樹の森」づくりにも取り組んでおり、植樹活動を通じた地域住民との交流促進や、自然環境に配慮した保全管理など、長年にわたり地域に根差した活動を継続しています。
http://www.city.nanyo.yamagata.jp/moriryujyu/

 

同サイトで確認された植生環境~鳥類

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二次遷移が進むオニグルミ群落

 

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サシバ
環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類
山形県レッドリスト絶滅危惧ⅠB類

 

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キバシリ
山形県レッドリスト絶滅危惧ⅠB類

 

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オオルリ
山形県レッドリスト準絶滅危惧

 

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オオアカゲラ
山形県レッドリスト準絶滅危惧

 

表彰式の様子

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以上