ニュースリリース

2021年度

2022年3月10日

JX金属株式会社

米国アリゾナ州における用地取得について
―半導体用スパッタリングターゲット事業の強化および新規事業展開に向けて―

 JX金属株式会社(社長:村山誠一)は、今後の米国における半導体用スパッタリングターゲット事業の強化および新規事業展開のため、米国アリゾナ州において約26万m2の土地を取得することを決定いたしました。

 

 現在、デジタルトランスフォーメーションや脱炭素化に向けた動きの加速などにより、半導体産業の拡大が急速に進んでいます。その一環として、当社の主要顧客である先端半導体メーカーが相次いで米国での投資を計画しています。

 既に当社は、米国における半導体産業の集積地であるアリゾナ州に半導体用スパッタリングターゲットの下工程を担う拠点(JX Nippon Mining & Metals USA, Inc.)を置いていますが、このたび新たに同地に現拠点のおよそ6倍となる約26万m2の土地を取得することを決定いたしました。顧客の生産拠点があることに加え、大規模な工場の新設が予定されている米国において十分な広さの用地を確保することで、今後さらに半導体用スパッタリングターゲットの生産能力を顧客ニーズに応じて機動的に拡大していきます。まずは所管官庁の認可を前提に、2024年度以降の稼働開始を目途として生産設備を新設する予定です。

 

 また、今後当社は同地を半導体用スパッタリングターゲットの拠点としてだけでなく、当社の新規事業展開のための用地としても活用し、北米における先端事業分野の中心地としていく考えです。

 

 これからも当社は、「2040年JX金属グループ長期ビジョン」で掲げる「技術立脚型企業」への転身に向けた施策を推し進め、先端素材で社会の発展と革新に貢献するグローバル企業を目指してまいります。

 

以 上

 

<参考資料>

所在地 アメリカ合衆国アリゾナ州メサ市
面積 約26万m2
所在地 6018119_01_20220310_02.jpg