ニュースリリース

2021年度

2022年3月25日

JX金属株式会社

ベンチャーキャピタルファンド「みらい創造二号投資事業有限責任組合」への出資について

 JX金属株式会社(社長:村山 誠一、以下「当社」)は、株式会社みらい創造機構(社長:岡田 祐之、以下「みらい創造機構」)が運営するベンチャーキャピタルファンド「みらい創造二号投資事業有限責任組合」への5億円の出資を決定いたしました。本出資を通し、主にシードステージ(※1)にあたるスタートアップとのネットワーク構築を進めるとともに、これらとの協業の早期開始へと繋げてまいります。

 

 みらい創造機構は、本邦を代表する理工系総合大学である国立大学法人東京工業大学(以下「東工大」)と連携をしたベンチャーキャピタルです。素材、化学、半導体、IoT、宇宙、ロボティクスなど、東工大が優れた研究成果を挙げている領域の、シードステージやアーリーステージ(※2)にあたるスタートアップへの投資ならびに、次なるステージへの移行に向けた経営支援を行っています。これまで31社に投資しており、複数社が上場するなどの実績があります。

 当社は「2040年JX金属グループ長期ビジョン」において、技術立脚型の新事業を不断に創出するために、「共創型」の開発をパートナーと進めていく方針を掲げています。これまで当方針のもと、主にアーリーステージのスタートアップへの出資や協業を推進しています。一方で、取り組みの裾野をさらに広げるべく、大学発のシードステージのスタートアップの動向に関する情報収集を強化する必要があると考え、ベンチャーキャピタルファンドへの出資の検討も行ってまいりました。その中でもみらい創造機構は、優れた技術的知見と経営支援能力を兼ね揃えているとともに、東工大の優秀な人材のネットワークを有していることから、この度の出資を決定いたしました。本出資を通し、東工大の優れた研究成果の事業化を支援し、協業へと繋げてまいります。

 

 今後も当社は、国内外の大学やベンチャーキャピタルファンドとの連携を推進し、これら取り組みを通して新規事業の創出を加速させ、社会の発展と革新に貢献します。

 

以上

 

※1 一般的に、創業前後の事業のアイディアやコンセプトを固めていく段階にあたるスタートアップを指す。

※2 一般的に、シード期を抜けて発展段階に至ったスタートアップを指す。

 

◆「みらい創造二号投資事業有限責任組合」の概要(2022年3月現在)

名   称 みらい創造二号投資事業有限責任組合
設 立 日 2021年9月1日
有限責任組合(LP) 独立行政法人中小企業基盤整備機構、芙蓉総合リース株式会社、みずほ証券株式会社、株式会社きらぼし銀行、西武信用金庫、ローム株式会社、株式会社HSNホールディングス、ツネイシカムテックス株式会社、株式会社tb innovations、JX金属株式会社
無限責任組合(GP) 株式会社みらい創造機構
期   間

投資期間 設立日より  5年間

存続期間 設立日より 10年間

投資対象先
  • 東工大の研究成果を活用したスタートアップ
  • 東工大と企業とのジョイントベンチャー
  • 東工大の在校生・卒業生・教員等が創業/役員として経営責任を担うスタートアップ
  • 東工大"着"スタートアップ(東工大と共同研究している企業等)
  • 高等専門学校の技術・研究成果を活用したスタートアップや、在校生・卒業生・職員が創業/役員として経営責任を担うスタートアップ
  • その他の大学・研究所関連スタートアップ/企業からスピンアウトしたスタートアップ