ニュースリリース

2022年度

2023年1月25日

JX金属株式会社

茨城県ひたちなか市との包括連携協定の締結について
-企業版ふるさと納税を活用し、「将来にわたって持続可能なまちづくり」に貢献-

 JX金属株式会社(社長:村山 誠一、以下「当社」)は、茨城県ひたちなか市(市長:大谷 明、以下「ひたちなか市」)との間で、「将来にわたって持続可能なまちづくり」に共に取り組むことを目的とした包括連携協定の締結を行いましたのでお知らせいたします。

 

 現在当社は、急速に進展する社会のデジタル化に不可欠な先端素材の安定供給のニーズに応えるべく、ひたちなか市で、当社の先端素材分野では過去最大規模の投資となる大規模新工場の建設を進めております(※1)。当社は1905年の日立鉱山の創業当初から、煙害対策のための「日立の大煙突」の建設に代表されるように「地域との共存共栄」を重要な理念として事業活動を行っており、今後ひたちなか市で操業を開始するにあたっても、これまで同様に地域社会の一員として発展をともにしたいと考えたことから、今般、同市と包括連携協定を締結し、同市と協働で「将来にわたって持続可能な街づくり」を推進していくことといたしました。新工場の稼働を通し雇用創出・産業振興に貢献することはもとより、企業版ふるさと納税制度(※2)を活用して1億円の寄附を行うことにより、今後4年間にわたって地域の未来のための様々な活動を支援してまいります。なお、本件はひたちなか市にとって同制度初の大型案件となります。

 活動の一例として、新工場が所在するひたちなか市阿字ヶ浦地区の「安全・安心な暮らし」の向上に向けて、コミュニティセンター「阿字ヶ浦ふれあい交流館」の運営支援や、防犯対策としての街灯設置などにふるさと納税を活用いただく予定です。阿字ヶ浦地区は、風光明媚な阿字ヶ浦海岸やひたち海浜公園など観光地としての大きな魅力を持つのみならず、現在、区画整理の実施などにより住環境の整備が進められている地域であり、本取り組みにより地域のさらなる活性化を支援いたします。

 

 また、当社は近年、特に次世代育成の分野に注力しております。子供たちにとって、成長の過程で触れた刺激は一生の思い出となり、そこで育った若者は「まちの次なる活力」の原動力となります。当社がトップパートナーとして支援し、ひたちなか市をホームタウンとする日本プロサッカーリーグ(J.LEAGUE)所属の水戸ホーリーホックの躍動や、当社オリジナルキャラクターのカッパーくんの積極的な展開などを通じてひたちなか市を盛り上げていきたいと考えております。さらに、既に実施されている小学生や中学生を対象とした芸術鑑賞会の運営支援や、これまでにない新しいイベントの企画・開催などについて、ひたちなか市との意見交換を開始しております。

 

以 上

 

(※1)2022年3月16日プレスリリース「茨城県ひたちなか市に新工場建設のための大規模用地を取得―先端素材分野を中心とした新たな主要拠点へ―

(※2)国が認定した地方公共団体の地方創生の取り組みに対して企業が寄附を行った場合に、法人関係税から税額控除される制度。

 

<参考:ひたちなか市とJX金属の包括連携協定 連携事項>

(1)雇用創出・産業振興に関すること
(2)安全・安心な暮らしに関すること
(3)次世代育成に関すること
(4)地域活性化に関すること

 

<写真>

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