ニュースリリース

　ＪＸ金属（社長：林 陽一、以下「当社」）は、「2040年ＪＸ金属グループ長期ビジョン」の内容の一部改定および、これを踏まえた2023-2025年度中期経営計画の策定を行いましたので、お知らせいたします。

　

　当社は2019年に2040年長期ビジョンを策定し、「装置産業型企業」から「技術立脚型企業」へと転身し、先端素材で社会の発展と革新に貢献するグローバル企業を目指すことといたしました。以降、半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔・高機能銅合金条をはじめとする先端素材の生産能力増強や、社外パートナ―との共創による新規事業開発、資源・製錬事業における構造改革など、当ビジョンの実現に向けた具体的な諸施策を積極的に進めております。

　このたび、策定から4年が経過し、当社の進むべき方向性がより明確になってきたことや、直近の事業環境の変化等を受けて、当ビジョンの内容を一部改訂いたしました。今後目指すべき方向・業容を踏まえたセグメントの設定、2040年利益目標の明記など、改めて現時点から2040年に向けた照準合わせを行っております。

　

　また、これを踏まえて、2023-2025年度中期経営計画を策定いたしました。「技術立脚型企業への転身の種まき」に注力した前回中計に続く今回中計では、「成長戦略の確実な実行」を基本方針とし、前回中計において「種まき」を行った各案件を確実に育て上げ、収穫へとつなげていくために、以下の諸施策を推進してまいります。

　

• フォーカス事業：市場の成長を捕捉する戦略投資の着実な実行
• 技術開発：半導体用ターゲット・圧延銅箔に次ぐ第三の柱の創出
• ベース事業：資本効率を重視した事業体制の抜本的見直し
• コーポレート：財務基盤の強靭化
• ESG関連：サステナブル・カッパービジョンの具現化

　

　さらに、本日別途公表いたしましたとおり、東京証券取引所への株式上場に向けた準備も着実に進めていきます。

　

　当社グループは、成長戦略の確実な実行にグループ一丸となって取り組み、長期ビジョンで掲げる半導体材料／情報通信材料のグローバルリーダー、先端素材で社会の発展と革新に貢献するグローバル企業を目指してまいります。

　

以　上

　

＜参考＞

• 長期ビジョン・中期経営企画（当社webサイト）