ニュースリリース
2025年度
2025年12月25日
JX金属株式会社
株式会社レゾナック・ハードディスクから「開発部門表彰」を受賞
JX金属株式会社(社長:林 陽一、以下「当社」)は、株式会社レゾナック・ハードディスク(社長:真壁 保志、以下「レゾナック・ハードディスク」)から、「2025 Supplier Award 表彰式」において、「開発部門表彰」を受賞しました。この賞は、同社の開発において重要な役割を果たしたサプライヤーに授与されるものです。
レゾナック・ハードディスクは、世界最先端の技術力を持った世界で唯一のハードディスク(以下、「HD」) メディア外販メーカーです。近年、生成AIの急速な普及によるデータ生成量の急増に伴い、データセンターでの大容量ストレージ需要が急増しており、低コストかつ大容量なHDは不可欠な存在となっています。特にレゾナック・ハードディスクは、大容量・高効率・低消費電力のSMR(Shingled Magnetic Recording:瓦磁気記録)や、さらなる大容量化を実現する次世代記録技術であるHAMR(Heat-Assisted Magnetic Recording:熱アシスト記録)方式の開発を先導し、大容量製品を安定供給できる体制を確立しています。こうした技術力と供給力により、同社は世界のHD市場において確固たる地位を築いています。
当社の磁性材料用スパッタリングターゲットは、HDメディアの記録層を成膜するうえで不可欠な材料です。今回の受賞は、当社がレゾナック・ハードディスク、Resonac HD Singapore Pte. Ltd.の開発部門に対し、PMRの記録層に使用されるコバルト白金合金の新規材料提案を行い、ハードディスクメディアの記録密度改善やレゾナック・ハードディスクの顧客からの認定取得に多大なる貢献をしたことが評価されたものです。当社は、磁性材用スパッタリングターゲットのグローバルサプライヤーとして、最先端を走るお客様に材料を供給し続けることで、HD産業の成長に貢献してまいりました。今後もレゾナック・ハードディスクを始めとしたHDメーカーと強固な関係を深化させながら、高機能・高性能な先端材料の開発・安定供給を通じて、持続可能な社会の発展と技術革新に貢献してまいります。
以 上
授賞式の様子(左からレゾナック・ハードディスク 技術統括部長 清水氏、同社社長 真壁氏、
当社 常務執行役員 諏訪邉、当社 磁性材担当課長 守谷) 写真提供:株式会社レゾナック・ハードディスク
