
次世代育成の取り組み
かけがえのない非鉄金属資源・素材を将来にわたって安定的に確保・供給するためには、未来を担う人材の育成が不可欠です。 当社グループでは小学生から高校生・大学生までの若年層を中心に、さまざまな体験や実践に取り組む機会を提供し、非鉄金属について知っていただくきっかけづくりに取り組んでいます。
次世代育成の基本的考え方

①日常と理科 称賛団体として自由すぎる研究®EXPOに協力

「自由すぎる研究ⓇEXPO」は、全国の中高生から募集した自由研究作品(探究の成果物)に対し、さまざま業種の企業や大学等が「称賛団体」となってぞれぞれの専門領域から多様な観点で審査を行い、称賛するというコンテストです。当社は称賛団体として本取組に協力し、全国から3,857件の応募があった中で、当社は「カッパーくんの感ドウしたで賞」という名称で作品を表彰いたしました。
②科学と技術 茨城大学工学部が主催する「ものづくり体験教室」に協力


2024年11月1日、茨城大学工学部が主催する理系進路選択支援プログラム「ものづくり体験教室」に協力し、茨城県立日立第一高等学校附属中学校にて出前授業を行いました。ものづくり体験教室は、茨城大学工学部が「茨城大学女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の一環として開催しているものです。実際に手を動かす活動を通じて、ものづくりを身近なものに感じてもらうとともに、その面白さを伝えるという目的で実施されています。授業は当社技術系社員が講師を務め、試料から目的となる物質を分離させる溶媒抽出の原理を学ぶ実験を行うと共に、非鉄金属や銅の重要性・魅力について紹介しました。
③技術と社会 東大生産研リサーチキャンパスにて出展


当社は、2024年6月7日および6月8日に東京大学駒場リサーチキャンパス(駒場Ⅱキャンパス)にて開催されたキャンパス公開イベントにおいて、おもに小・中・高生を対象とした体験型ブースおよび中・高生を対象とした理科教室を出展しました。
当日、体験型ブースでは熱伝導実験を行い、銅の有する特性がどのような形で利用され、私たち日々の生活を支えているのかを伝えました。また、理科教室では、イオン化傾向や酸化還元反応など、中学校で勉強する「理科の知識」を用いて銅を抽出する工程体験を通じ、「理科の知識」が産業においてどのように活用されているかを感じてもらいました。
③技術と社会 国立科学博物館主催の第12回ヒットネット[HITNET]ミニ企画展
「金属の特長を引き出す-日本の産業技術-」に日鉱記念館が協力

当社は、国立科学博物館主催の第12回ヒットネット[HITNET]ミニ企画展 「金属の特長を引き出す-日本の産業技術-」において、日鉱記念館の紹介展示を行いました。企画展は国立科学博物館 地球館2階で開催され、当社は期間中、日鉱記念館の紹介パネルを展示するとともに、銅鉱石、銅地金、銅製の半導体用スパッタリングターゲットを出展し、日立鉱山の歴史や銅の可能性を紹介しました。
2024年度 JX金属賞


当社では、次世代の鍛金芸術を支える優秀な学生を支援することを目的として、2022年度に「JX金属賞」を設立しました。これは、東京藝術大学鍛金研究室に在籍し、学業成績が特に優秀な学生1名を毎年表彰するものです。2024年度は、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程2年生の今井貴絵さんを表彰しました。当社は今後もさまざまな形で鍛金芸術の発展を支援することで、より多くの方に金属の魅力や大切さを知っていただくとともに、文化芸術の振興に貢献していきます。
その他教育コンテンツの提供・公開
クイズやゲーム形式で銅について学習できるコンテンツを提供しています。