イベント・お知らせ

2020年度

日鉱記念館「旧久原本部」「塵外堂」改修工事 竣工式の実施について

 JX金属株式会社(社長:村山誠一)は、日鉱記念館(茨城県日立市)敷地内の「旧久原本部」「塵外堂」について、2020年2月28日付お知らせのとおり、経年劣化への対応を図りつつ、今後長きにわたって、その姿を後世に伝えることができるよう改修工事を実施しておりましたが、このたび当初の予定どおり一連の工事が完了し、1月21日に竣工式を実施いたしました。

 

 本式典は足下の新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、出席者を必要最小限の人数に絞り込み、感染予防を徹底したうえで執り行ないました。

 

 なお、旧久原本部につきましては、近日中に見学通路を整備することとしており、ご来訪いただく皆様方により快適に見学いただけるようになります。詳細につきましては随時日鉱記念館Webサイトにてご案内いたします。

 

 竣工した旧久原本部と塵外堂を含め、当記念館を日立市における近代産業の発祥の歴史を伝える施設として、今後も地域の皆様をはじめ多くの方々にご活用いただけるよう運営してまいります。

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(竣工式の様子)

 

【参考:各施設概要】

 

日鉱記念館

 1986年4月、工業都市・日立市発展の原点である日立鉱山と、当社グループの歴史的資料・鉱石・鉱山機械等を展示する施設として、同鉱山の跡地に開館いたしました。館内には、創業者の功績、事業の変遷と現況、鉱山における操業や生活に関する数多くの貴重な資料を展示しており、開館以降、大変多くの方々にご来館をいただいております。

 

◆旧久原本部


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(竣工後の旧久原本部の様子)

 

 当社グループの創業の地である日立鉱山開業当時、創業者久原房之助が居住し、幹部たちと労苦をともにした場所です。現在は、茨城県指定文化財 史跡に指定されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆塵外堂


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(竣工後の塵外堂の様子)

 

 塵外堂は、大雄院製錬所(現:日立事業所)が建設された名刹「大雄院」跡地の一角に自生し「千年杉」と呼ばれた巨大な杉を用いて建設された持仏堂(仏像を安置する建物)です。もともとは久原の神戸の自邸に建てられていたものですが、1985年の日鉱記念館の開設にあたって久原家から寄贈され、移築されました。