イベント・お知らせ

2023年度

ドイツにおける車載用リチウムイオン電池リサイクル研究開発設備の竣工について

 JX金属グループのJX Metals Circular Solutions Europe GmbHは、当社グループであるTANIOBIS GmbHのドイツ連邦共和国ゴスラー市内の拠点に、車載用リチウムイオン電池リサイクルに関する研究開発設備を新設しました。当設備は当社グループが培った湿式プロセス技術をベースとしたものであり、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)の支援の下、Volkswagen AG(フォルクスワーゲングループ)を始めとするドイツ国内の企業・研究機関・学術機関が参画するLiBリサイクル技術の研究開発のためのコンソーシアム"HVBatCycle"※1の活動の一環で設置されたものです。当設備では、フォルクスワーゲングループから提供される電池粉を用いて高品質な電池原料を高収率で回収するためのプロセスの最適化に取り組んでいきます。

 

 現地時間の3月24日、当設備の竣工式がゴスラー市長やフォルクスワーゲングループの電池関連事業幹部など各関係者をお招きして行われ、来賓の方々より、これから当設備で進められる研究開発への期待の言葉をいただきました。

 

 今後も当社グループでは、脱炭素社会および資源循環型社会の実現に貢献するべく、積極的に各施策を推進してまいります。

 

※1 "HVBatCycle"の詳細については2022年6月8日付プレスリリース「ドイツ国内のLiBリサイクル技術開発コンソーシアムへの参画について ―フォルクスワーゲングループを始めとする企業・研究機関・学術機関との協業を決定―」をご覧ください。

 

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竣工式での記念撮影

 

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竣工式での研究開発設備の見学会の様子