ニュースリリース
2023年度
2023年6月 1日
JX金属株式会社
磯原工場における物流ヤードの新設および同施設周辺の総合的なリニューアルについて
JX金属株式会社(社長:林 陽一)は、磯原工場における貨物の荷捌きを行う物流ヤードを新設するとともに、同施設周辺の総合的なリニューアルを行いました。リニューアルしたエリアは約7,150m2で、物流ヤードは2023年5月より稼働を開始しています。
同工場は「2040年JX金属グループ長期ビジョン」において成長戦略のコアと位置づける、先端素材分野からなる「フォーカス事業」の主要拠点のひとつであり、半導体用スパッタリングターゲットをはじめとする中長期的に需要が伸びている製品を生産しています。
かかる中、同工場で取り扱う貨物も増加傾向であり、より安全かつ効率的なトラックへの荷捌き作業の実現を目指し、今般の施策を進めてまいりました。新たなエリアは工場入口付近にラウンドアバウト(環状交差点)を設けることでトラックとその他の車両を交通制御するとともに、物流ヤード内をトラック及び荷積み荷下ろし専用エリアとすることにより、荷受作業時の安全性や効率を大幅に向上させています。また、トラック専用の待機スペースを物流ヤード内および物流ヤード外へ設けたほか、トラック運転者のための休憩室を物流ヤード内に設置するなど、トラック運送事業者の業務環境へも従前以上の配慮をした設備としています。さらには、物流ヤードは環境や防災へも配慮した仕様としており、屋上へのソーラーパネルの設置を計画しているとともに、災害発生時の従業員の避難場所としての機能を有しています。
当社では、国土交通省・経済産業省・農林水産省が中心となり取り組む「ホワイト物流」推進運動※1の趣旨に賛同しており、事業活動に必要な物流の持続的・安定的な確保を経営課題と認識し、物流の改善を推進しています。また当社は、株式会社丸運とともに物流関係業務のシナジーを追求していく姿勢※2を掲げています。今後とも当社グループでは、物流にかかる様々な施策を推進し、社会に必要な素材の持続的・安定的な供給に努めてまいります。
以 上
※1 「ホワイト物流」推進運動は荷主企業や物流事業者等の関係者が連携して相互協力し、物流の改善に取組む運動です。当社は同運動の趣旨に賛同し、「持続可能な物流の実現に向けた自主行動宣言」を掲げています。当宣言の詳細はこちらをご覧ください。
※2 詳細は2023年1月10日付プレスリリース「ENEOSホールディングス株式会社が保有する株式会社丸運の株式取得について」をご覧ください。
(参考)磯原工場について
名称 | JX金属株式会社 磯原工場 |
所在地 | 茨城県北茨城市華川町臼場187-4 |
操業開始 | 1985年5月 |
敷地面積 | 241,900平方メートル |
従業員数(2023年5月現在) | 約1,200人 |
生産品目 | 各種半導体材料(スパッタリングターゲット、化合物半導体、各種高純度金属など)を中心とした先端素材 |