ニュースリリース
2017年度
2017年4月 3日
JX金属株式会社
入社式における社長訓示について
JX金属株式会社(社長:大井滋)の入社式における社長訓示の主旨を、次のとおりお知らせいたします。
【社長訓示(主旨)】
4月1日にJXグループと東燃ゼネラル石油は経営統合し、巨大な総合エネルギー・資源・素材企業グループである「JXTGグループ」が誕生した。このような意義深い日に、皆さんが共に歩みを始められたことを大変喜ばしく思うとともに、これからの皆さんの成長が、当社の発展に大きく寄与することを期待している。
当社が世界でも有数の非鉄金属企業として100年を超える歴史を積み上げて来られたのは、「銅を中心とするグローバル資源・素材カンパニー」の実現を旗印として、銅事業に関する技術を究めてきたこと、資源と素材の安定供給が社会的使命であるとの認識のもと、上流から下流まで一貫した事業展開を行ってきたこと、先達らが幾多の困難を“不撓不屈のチャレンジ精神の実践”により乗り越え、変革を起こしてきたことによる結果である。技術を究める、社会的使命を全うする、変革を恐れない、これらが当社の伝統であり、DNAとして引き継いでいくべきものと考える。皆さんが、そのDNAの担い手として育ってくれることを大いに期待し、次の3点を望みたい。
1.プロとして自分の頭で考える
私たちは、一人ひとりがプロフェッショナルである。プロはどのような環境、仕事であっても、それと向き合い、結果を出すために自ら考え、自ら動く。そのような場に加わった皆さんには、まずは真剣に仕事に向き合ってほしい。「プロの自覚」を胸に、成長の階段を一歩ずつ上がり、自身を究めていってもらいたい。
2.コミュニケーション力を磨く
プロである以上、専門分野の技術・知識を磨くのは当然であるが、一人でできることには限界があり、チームとして大きな効果を目指さねばならない。チームとしての活動にはコミュニケーションが不可欠だが、単なる情報伝達ではなく、相互に思いやる気持ちを持ってコミュニケートすることで、チームの力を個の力の和以上にできる。
3. 変革にチャレンジする勇気を持ち,自ら提案する
現状のフローで仕事を進めるに至った経緯と理由を踏まえ、常に変化する状況と自分の仕事の目的を捉えながら、変革にチャレンジする勇気を持ち続けてほしい。ひとり一人が自らの考えを発信することが会社を変革する第一歩となる。
最後に、当社成長の源泉である人材については、「人と組織の活性化」を重大なテーマと認識し、総労働時間の一層の短縮、フレキシブルな就労環境の実現,教育体系および人事諸制度の整備など様々な取り組みに着手している。私や経営陣は先頭に立ってこの変革をリードしていく。皆さんもこの取り組みの一員に加わり、成長と変革のマインドを持ち、日々研鑽に励んでほしい。
改めて、皆さんの入社を心より歓迎するとともに、皆さんが高い職業倫理観のもと、良き市民・企業人として、また誠実で信義を重んじる国際人として、たくましく成長されることを願う。
(ご参考)2017年4月1日付 新入社員数
|
新入社員数 |
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大学院・大学卒社員 |
47 |
(35) |
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(内訳) |
事務系 |
16 |
(11) |
|
技術系 |
31 |
(24) |
高等専門学校卒社員 |
6 |
(6) |
|
高等学校卒社員 |
25 |
(29) |
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計 |
78 |
(70) |
( )内は昨年度の実績
以上