ニュースリリース
2017年度
2018年2月16日
JX金属株式会社
ロス・ペランブレス鉱山権益の追加取得およびコジャワシ鉱山権益の譲渡について
JX金属株式会社(社長:大井滋、以下「当社」)は、当社が15%を有するチリ共和国のロス・ペランブレス鉱山の権益について、三井物産株式会社(以下「三井物産」)から0.79%分を追加取得するとともに、当社が保有するチリ共和国のコジャワシ鉱山の全権益である3.6%分について、三井物産に譲渡することに合意いたしました。
当社は2017年度-2019年度中期経営計画の基本方針の一つとして「基幹事業の収益力強化」を掲げておりますが、その一環として、製錬事業とのシナジーや経営管理強化の観点から、資源開発事業のポートフォリオを見直し、当社にとってより重要なアセットに投資を集中させることとしたものであります。
1997年に権益を取得したロス・ペランブレス鉱山は、鉱床規模・品位共に世界でも第一級の鉱山であり、同鉱山の銅精鉱は、砒素などの不純物が少なく銅品位が高いため、当社子会社であるパンパシフィック・カッパー株式会社傘下の各製錬所にとって重要な原料調達先となっております。また、当社は日本側出資者のうち最大の出資比率を有しており、当社社員の派遣や操業・経営への関与を通じて、最大出資者であるアントファガスタ社とも密接な関係を構築しております。これらを踏まえ、今般、当社の出資比率が低く経営への関与の程度が相対的に低いコジャワシ鉱山の権益を、同鉱山における日本側出資者で最大の出資比率を有する三井物産に譲渡し、代わりにロス・ペランブレス鉱山の権益を同社から取得することといたしました。
なお、今般の権益の交換取引により生じる資金は、当社下流事業への投資に充当する予定です。
以 上
参考)
ロス・ペランブレス鉱山の概要
所在地 |
チリ共和国第IV州 |
生産開始 |
2000年1月 |
埋蔵鉱量 (2016年12月末) |
約61億トン(銅品位0.51%) |
銅生産量 |
約40万トン/年 |
当社権益比率 (取引後) |
15.79% |
コジャワシ鉱山の概要
所在地 |
チリ共和国第I州 |
生産開始 |
1999年1月 |
埋蔵鉱量 (2016年12月末) |
約100億トン(銅品位0.78%) |
銅生産量 |
約50万トン/年 |
当社権益比率 (取引後) |
0% |