ニュースリリース

　ＪＸ金属株式会社（社長：林 陽一、以下「当社」）は、本年4月1日付で、茨城県内の3拠点（日立事業所、磯原工場、ひたちなか新工場）の管理間接部門を統合し、茨城県内横断組織である「茨城事業所」を新設いたします。(※1)

　

　茨城県の県北・県央地域は、日立事業所（日立市）や磯原工場（北茨城市）といった当社の主力拠点が集中しており、更にこれに次ぐ主力工場として、現在、ひたちなか市内に半導体材料を中心に取り扱う新工場(※2)の建設も進めております。これら3拠点間の連携を一層深め、茨城県全体における事業運営の最適化を行うべく、今般、管理間接部門の県内横断組織として同組織を新たに設立することといたしました。今後は各拠点の管理間接部門は、茨城事業所(日立地区)、茨城事業所(磯原地区)、茨城事業所(ひたちなか地区)と呼称し、相互に連携しつつ、各拠点の特性に応じて業務を行ってまいります。

　

　県内3拠点の管理間接業務を集約することにより効率化を図ることとし、人材活用の面では、拠点間を跨いだフレキシブルな業務運営や人事交流、各拠点一体となった効率的な人材育成・採用活動等を進めてまいります。社宅・寮などの福利厚生施設についても、拠点間で共有することで効率的な活用を図ります。さらに、茨城事業所として地域社会との窓口を県内で一元化することにより、従前以上に緊密なコミュニケーションを目指してまいります。

　

　なお、本件にあわせて、茨城県内に本社機能の一部を移転いたします。茨城県は当社の中で最も多くの従業員が勤務する地域であり、本社機能の一部移転やフレキシブルな働き方を実現することで、転勤を低減し、より多くの従業員が長く働きやすい環境を構築するとともに、地域での雇用創出も推進いたします。

　

　当社は、今回の新組織の立ち上げにより、拠点所在地の枠にとらわれず茨城県の県北・県央地域全体を俯瞰した事業運営を行い、地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。

　

以　上

　

(※1) 日立事業所は圧延銅箔製造等の生産・開発を担う機能と、日立地区に所在する関係会社等の管理間接業務に関する機能から成っておりましたが、今回の茨城事業所新設に伴い、圧延銅箔等の製造を担う組織として日立銅箔工場を新たに設立し、管理間接部門は茨城事業所に統合されます。本社の事業部と生産部門が直結することで、よりスピーディな事業運営が可能になります。

(※2) 2024年3月6日付当社プレスリリース「ひたちなか新工場（仮称）投資計画の一部変更について | 2023年度 | ＪＸ金属」