ニュースリリース
2025年度
2025年4月 1日
JX金属株式会社
入社式における社長訓示について
JX金属株式会社(社長:林 陽一)の入社式における社長訓示の要約を、次のとおりお知らせいたします。
【社長訓示(要約)】
本日、皆さんが社会人・職業人としての第一歩をこのJX金属で踏み出されたことを大変うれしく思う。
当社は3月19日に東京証券取引所プライム市場に上場した。創業から120年目を迎えるなか、社名変更や経営統合による上場廃止なども経て通算4度目となる上場を果たし次なる成長ステージへ踏み出すことになった。そのような大切な時期に当社に入社される皆さんに、当社の現状と皆さんに期待することをお伝えしたい。
当社は、1905年の創業以来、銅の採掘・製錬に始まり、先端素材事業、リサイクル事業に至るまで社会の変容に応じて事業を展開してきた歴史があり、時には会社の存亡をかけ挑戦を続けてきた。2040年に向けた長期ビジョンでは、「技術立脚型企業」へと転身し高収益体質を実現するとともに、半導体材料・情報通信材料のグローバルリーダーとして持続可能な社会の実現に貢献することを掲げている。その実現には迅速な経営判断と安定した財務基盤が不可欠であり、今般の株式上場を通じ、専門性の高い経営体制を確立し成長分野への投資を加速させ、更なる企業価値の向上を目指していく。また、上場により社会的責任がさらに増す中、利益追求だけでなく、地域社会や環境、取引先、社員とその家族など、多様なステークホルダーを意識した企業活動が求められる。皆さんには、その責任を自覚し、これまでのDNAを大切にしながらも、新たな発想で挑戦し続けてほしい。
皆さんがこれから当社で働く上で大事にしてほしい姿勢についてお話しする。
一つ目は、「学び続ける姿勢」である。周囲の人たちの意見に耳を傾け、良いと感じたことを真似て自分のものにしていく、そうした学びを通じて、日々成長していただきたい。
二つ目は、「互いを尊重する姿勢」である。当社では、仕事を遂行していくためには年齢や職位といった垣根を取り払って、忌憚なく意見を交わすという「仕事本位」の考え方が受け継がれてきた。一人一人が自分自身の役割を意識し、多様な人たちと一緒に仕事をしていく中で、お互いを尊重しあい、刺激しあいながら、様々な課題に誠実に向き合っていっていただきたい。
三つめは、「果敢に挑戦する姿勢」である。会社は自分のやりたいことを実現する場として捉え、仕事に臨んでいただきたい。先に述べた通り当社は変革を進めている最中であり、そのような状況は皆さんにとっても自分の意見を実現させる大きなチャンスになりうる。企業価値向上に向け、前向きで活発な提案や議論を期待している。
そしてもう一点、言うまでもなく事業の遂行にあたっては皆さん自身の心身の健康が大前提である。安全・安定操業、環境保全、コンプライアンスが土台にあってこそということも忘れないでほしい。
皆さんの入社を心より歓迎するとともに、誠実で信義を重んじる良き社会人・企業人として、また国際人として、たくましく成長されることを願う。
以 上
(ご参考) 2025年4月1日付 新入社員数
新入社員数 |
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大学院・大学卒社員 |
57 |
|
(内訳) |
事務系 |
23 |
技術系 |
34 |
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高等専門学校卒社員 |
9 |
|
高等学校卒社員 |
23 |
|
計 |
89 |