ニュースリリース

2025年度

2025年5月27日

JX金属株式会社

ひたちなか新工場(仮称)に隣接する工業用地の新規取得を決定

 JX金属株式会社(社長:林 陽一、以下「当社」)は、現在建設工事を進めている茨城県ひたちなか市のひたちなか新工場(仮称)(以下、新工場)に隣接する用地約9.4万㎡を同県から取得することを決定いたしました。

 

 当社は、「2040年JX金属グループ長期ビジョン」にて、半導体材料をはじめとする先端素材のグローバルリーダーとして社会の発展と革新に貢献することを掲げております。同ビジョン実現に向けた施策のひとつとして、2022年、当社の先端素材分野の新たな中核拠点とするべく、茨城県ひたちなか市において大規模用地を取得いたしました。同地では現在、当社の主力製品であり、将来的な需要の拡大が見込まれる半導体用スパッタリングターゲットの生産に関わる建屋の建設工事等を進めております。

 こうした中、このたび当社は、長期ビジョンの実現に向けて、今後のさらなる既存事業の能力増強や新規事業の創出、事業化のためのスペース確保を目的に、新工場の北側に隣接する工業用地9.4万㎡を新たに取得することといたしました。これにより新工場のスペースは、既存の敷地である約22.4万㎡と合わせて合計約31.8万㎡となります。

 

 今回取得を決定した用地は、既に工場建設工事を進めている新工場の隣地であるため、電力、ガス、水、セキュリティ関連設備といった整備済みのユーティリティや社員寮などの福利厚生施設を活用することができ、投資額やコストを節減しつつ、効率的な事業運営が可能となります。また、当社グループは日立市・北茨城市・ひたちなか市・常陸大宮市・阿見町に拠点を有しています。これら県内拠点の管理間接部門を統合した茨城事業所の新設や本社機能の茨城県内への一部移転も行うなど、県内各拠点を一体として運営することによる事業体制の強化を進めておりますが、今回の新規用地取得により、これをさらに推し進めることができるものと考えております。

 

 これからも当社は、「2040年JX金属グループ長期ビジョン」で掲げる「技術立脚型企業」への転身に向けた施策を推進し、先端素材で社会の発展と革新に貢献するグローバル企業を目指してまいります。

 

 

■新立地詳細

 工業団地名称 常陸那珂工業団地第1期拡張地区

 面積     約9.4万㎡

 所在地    茨城県ひたちなか市新光町