社会貢献活動

当社グループでは社会貢献活動を通じた地域コミュニティとのさらなる関係強化を目指し、国内外の各事業拠点で地域に根差した活動を行いました。時代の移り変わりと共に求められる地域貢献の内容や方法は変わってきましたが、創業時からの地域との共存共栄の精神を大切に、地域とのコミュニケーションの機会創出に取り組みました。

環境保全活動
教育活動
地域振興
地域社会への寄付
スポーツ振興

本社(東京都港区)での活動

港区連携協定
連携協力協定締結式の様子

当社は、東京都港区および港区教育委員会と地域社会の発展に関する連携協力協定を締結しました。同区での同協定の締結は6社目であり、BtoB企業としては初めての事例となります。1937年に現在の港区へ本社を構えて以来、当社は港区と子どもたちへの非鉄金属の魅力の紹介や職場体験の受け入れなどの次世代育成活動や、障がい者就労支援のネットワークへの参画など、地域社会の発展に向けたさまざまな連携活動を行っています。今後はこれまで築いてきた協力関係をより強固で継続的なものとするとともに、従前からの取り組みに加え、両者の有する知見・ネットワークの活用や人材交流など、幅広い分野の連携に発展させていきます。

特別支援学校生の職場見学受け入れ
熱心に耳を傾ける生徒の皆さん

2023年6月18 ~ 26日、本社ビルにおいて東京都立永福学園就業技術科1年生100名の職場見学の受け入れを実施しました。当社の「チアフルサポート室」で、同学園の卒業生が働いている様子を見学いただくことで、就労意識や学校での学習意欲を高めるための支援を目的としています。郵便物仕分け・発送作業などを担当するチアフルサポート室のメンバーも自身の仕事内容について説明を行い、生徒の皆さんは熱心にメモをとっていました。職場見学後の懇談会では、メンバーから特別支援学校時代に頑張ったこと、入社を決めた理由などの発表がありました。「やりがいはどんな時に感じるか」「働く上で大事にしていることは何か」など多くの質問があり、メンバーはそれぞれしっかり考え、自分の言葉で丁寧に答えていました。

「全国連携マルシェin芝浦」に参加
減農薬で育てた茨城野菜を販売

2023年9月24日、港区立プラタナス公園にて開催れた、全国連携マルシェに参加しました。本イベントは、港区の国連携の一環として、地域のにぎわいを創出するとともに、全各地域と港区民との交流を深めることを目的とした「全国各地との連携の力」を活用したマルシェとなります。当社は、港区おび港区教育委員会と「地域社会の発展に関する連携協力協定」締結しており、今回のイベントでは当協定のもと、地域活性化の貢献と障がい者支援を目的とし当社ブースを出店しました当社ブースでは、JX金属コーポレートサービス(株)の農福携事業「内原ファーム」にて障がい者メンバーが収穫した野菜の売を行いました。販売の実施にあたっては「チアフルサポート室のメンバーおよびボランティアの従業員とそのご家族に参加いだき、ブースに訪れた地域の方々との交流を行いました。また身体障害がい等で行動に制限のある方でも働ける環境を創出る取り組みとして、港区が分身ロボット「OriHime」を当社ブーに設置し、遠隔地にいる障がい者が当社ブースの接客をする演が行われました。

COLUMN

茨城県における地域連携

当社は、1905年の茨城県日立市における日立鉱山の操業開始をルーツとしています。現在でも同県内には複数の生産拠点を有しており、とりわけ縁が深く事業上も非常に重要な地域です。当社製品の安定供給の重要性の高まりや新工場の建設を見据え、地域のさらなる発展と、当社グループの認知度向上に向けた活動を積極的に推進しています。

トップパートナーとして水戸ホーリーホックを支援
2023年9月23日JX金属サンクスマッチの様子 ※写真提供:水戸ホーリーホック

水戸ホーリーホックは、茨城県水戸市をはじめ、県北県央エリア15市町村をホームタウンとして活動する、Jリーグに所属のプロサッカークラブです。当社は創業当初より「地域との共存共栄」を重視しており、「夢と感動の一体感の共有に向けて、地域に根ざし、地域と歩み、地域に貢献し、地域と共に発展します。」をクラブビジョンに掲げ地域貢献活動にも積極的に取り組む同クラブの理念に共感し、2022シーズンより協賛しています。2023シーズン以降は、最上位カテゴリーであるトップパートナーとして支援を行い、同クラブとの強固な関係を継続しています。
トップチームユニフォーム(背中上)への広告掲載や、茨城県内在住の中高生および65歳以上の無料招待、サンクスマッチの開催、ホームタウン地域の幼稚園、保育園、保育所、小学校、特別支援学校での巡回指導、サッカースクールなど次世代育成活動への支援などを通して、同クラブによる地域活性化のための取り組みをサポートしています。

茨城大学工学部との包括連携協定
スペシャルコラボレーション企画の様子

2023年7月、当社は国立大学法人茨城大学工学部と「茨城で学び、働き、暮らす」人材を共に育てること、ひいてはそれを通じた地域の発展に貢献することを目的に包括連携協定を締結しました。その象徴として、同大学と当社はネーミングライツ事業に係る協定を締結し、同大学日立キャンパスの10番教室(296名収容)については、対外的に「JX金属ホール」という愛称が使われることとなりました。連携協定の取り組みとしては、共同研究を含む学術交流の推進を図るマッチングイベントを開催したほか、茨城大学工学部の学園祭「こうがく祭」にも参加しました。「こうがく祭」では、子ども向け実験教室のほか、水戸ホーリーホックを交えた「茨城大学×水戸ホーリーホック×JX金属」コラボイベントとして、JX金属ホールにおいて工学とスポーツをテーマにしたトークイベントとサッカーの試合のパブリックビューイングを行いました。

「第1回JX金属剣道祭」を開催
石田師範の講話を聞く参加者

2024年1月28日、「第1回JX金属剣道祭」を日立武道館にて開催しました。本大会は、剣道を通して地域社会への貢献と次世代育成に寄与することを目的とし、その第1回目を当社発祥の地である日立市において開催した次第です。当日は、日立市を中心に小中学生約170名、計13の団体の選手が参加しました。午前に開催した剣道クリニックには、日立市内の高校生も参加し、当社剣道部の石田 利也師範による講話、並びに実技指導が行われました。午後からは、小学低学年の部、小学高学年の部、中学生の部の3部に分かれてトーナメント形式の団体戦が繰り広げられ、会場は選手たちの旺盛な気迫と裂帛の気合で大いに盛り上がりました。今後も地域に根付いたスポーツ活動支援の一環として、剣道を通した地域貢献や次世代育成の取り組みを積極的に推進していきます。

日立事業所での活動

豪雨災害の被災地域に緊急物資を搬送
沢平地区へ支援物資を運ぶ日立事業所総務部員

2023年9月8日、台風13号に伴う線状降水帯が茨城県北部沿岸地域で発生し、土砂災害や河川の洪水による大きな被害をもたらしました。日立事業所は、敷地内での土砂災害や建屋の浸水などかつてない甚大な被害を受け、復旧活動に取り組んでいる中、日立鉱山時代から当社とのゆかりがある日立市の沢平地区では、集落に続く唯一の道路が複数箇所寸断し、孤立状態となっているとの連絡を受けました。このような時こそ力になれればと考え、9月11日、日立事業所の総務部員6名が緊急物資を携え沢平地区へ向かいました。部員は、水分を含んだ土砂の山や大きな石が残り、車両が通行できなくなった道を徒歩で進んでいき、沢平地区全世帯の3日分にあたる非常用食料と水をお届けしました。

「青少年のための科学の祭典 日立大会」に出展
銅コインピカピカ実験を行う様子

日立事業所は、2023年10月29日に日立シビックセンターで開催された「第23回 青少年のための科学の祭典 日立大会」にブースを出展しました。このイベントは、「一人でも多くの子どもに科学体験を提供し、一人でも多くの科学好きな子どもを増やす」ことを理念に開催されており、各企業・団体が子どもたちに、五感を通じて科学の面白さを体感してもらえる実験や工作などを提供しています。当社は実験ブース「銅コインピカピカ実験」を出展し、約80名の子どもたちに参加いただきました。酸化還元反応により硬貨の色が変化する様子を観察した子供たちからは、「コインがすごくきれいになった!」「楽しかった!」などの声をいただきました。

磯原工場での活動

小中学生対象 リコチャレ(理工チャレンジ)の実施
ショールームを見学する生徒の皆さん

リコチャレとは、内閣府・文部科学省の共催で、主に女子小中高生等を対象とした企業・大学・学術団体等による理工系の仕事や将来について考えるイベントです。当社では本施策に賛同し、2015年より地域の中学生を対象としてイベントを実施しています。2023年度は磯原工場をはじめ、日立事業所、倉見工場、佐賀関製錬所で開催しました。磯原工場では、計11名の中学生が参加し、当日は理系社員が自身の進路選択について紹介したほか、講師としても活躍。液体窒素を使った冷却実験や銅の熱伝導実験などを体験いただきました。普段目にすることのない工場の中やショールームを見た生徒たちからは「どのような仕事をしているか理解が深まった」「実験が楽しかった」との声をいただき、大盛況のうちに幕を閉じました。

北茨城市内でのイベント

北茨城市の「常陸大津の御船祭」(国指定重要無形民俗文化財)に関し、2024年5月に執り行われた大祭への寄付や、同じく北茨城市内で主に子ども向けに食事を提供している「特定非営利活動(NPO)法人子ども食堂れん」への寄付を行いました。

茨城県立北茨城特別支援学校とのかかわり

磯原工場では、地域との共生や多様な人材が活躍できる社会基盤づくりを目的に、北茨城特別支援学校と連携した取り組みを行っています。2023年度は12月~2月にJX金属コーポレートサービス磯原事業所からの講師派遣による清掃の出張授業、1月29日~2月9日に高等部生徒の企業実習受け入れ、2月20日に中学部生徒の工場見学受け入れを実施しました。中学部生徒向けの工場見学では、生徒10名、教員6名の皆様にお越しいただき、製造現場見学のほか、実際に活躍している特別支援学校出身の先輩社員が業務紹介を行いました。工場のスケールの大きさに驚く姿や、先輩社員の説明に真剣に耳を傾ける様子が見られ、充実した学びの機会となりました。

倉見工場での活動

相模川美化キャンペーンへの参加
清掃活動に参加された皆さん

関東地域では、地方公共団体が毎年5月30日(ごみゼロの日)に近い日曜日を環境美化運動の日と定め、統一美化キャンペーンを展開しています。寒川町においてもこれにあわせて、2024年5月26日に「相模川美化キャンペーン」が実施されました。倉見工場においては寒川町工業協会の会員企業として地域との共生と環境問題への理解と意識向上を図る観点から毎年、参加・協力することとしています。当日は、天候にも恵まれ従業員やその家族を含め約70名の方々に参加いただきました。これからも地域とのコミュニケーションを大切に積極的に綺麗な町づくりに協力していきます。

倉見こども食堂への協賛

倉見工場では、2021年より活動しているNPO法人団体と協力し2023年10月より「倉見こども食堂」への協賛を開始しました。倉見こども食堂では、子どもやそのご家族に「手作りで温かい食事を食べてほしい」、「アットホームな雰囲気での食事を楽しんでほしい」という思いから活動が開始されており、大人も子どもも参加可能で70名程度の受入規模で毎月/1回開催されています。地元自治会から自治会館の提供、地元農家や近隣企業から食材やお菓子などの協賛品が多く寄せられており、倉見工場からもフランクフルトやフライドポテトの提供のほか、毎日の食事に使えるようにとJX金属コーポレートサービス(株)内原ファームで収穫した野菜の提供も行いました。

少年サッカー大会への協賛

「第44回 JX金属杯争奪 寒川招待U-12少年サッカー大会」が2023年7月14日に開催されました。これは、寒川町教育委員会後援のもと寒川サッカー協会が主催する、1980年から続く伝統ある少年サッカー大会です。倉見工場では2023年から本大会への協賛を開始し優勝杯(シャーレ)、表彰盾、各チームへのノベルティー提供、大会期間中のAEDレンタルなどさまざまな形で大会の支援を行っています。

佐賀関製錬所での活動

椎根津彦神社・早吸日女神社での神輿担ぎ
神輿担ぎに参加した新入社員

例年、佐賀関地区にある神社のお祭りに参加しています。2023年度は椎根津彦神社での春季大祭(4月)、早吸日女神社での夏季大祭(7月)において、当所から新入社員34名が神輿担ぎに参加しました。参加した新入社員は白装束姿となり、宮司からのお祓いを受けたのち、丁寧に神輿を進めていきました。はじめは戸惑いながらも、地域の方々の声援に励まされながら無事に最後まで役目を果たすことができました。

近隣小学校見学

佐賀関製錬所近隣にある小学校の工場見学を受け入れています。2023年10月に佐賀関小学校5年生10名、12月にこうざき小学校5年生22名を招き、製錬所見学を開催しました。銅や製錬所についての説明を行った後、構内を案内しました。児童の皆さんには事前学習で製錬所について調べた上で参加していただき、クイズなどにも積極的に取り組んでいただきました。リサイクル原料や都市鉱山について興味を持っている生徒も多く、たくさんの質問をいただきました。普段は外からしか見ることができない製錬所の内部を見学し、その規模の大きさに圧倒されているようでした。

交通事故遺児援護基金への寄付

例年、佐賀関製錬所敷地内に設置している自動販売機の収益の一部を大分県交通事故遺児等援護基金に寄付しています。当該基金は交通遺児が健やかにたくましく成長し、勉学やスポーツに励んでいただくことを願い、各種助成金を給付する事業です。また、佐賀関製錬所では他にも、朝夕の「やまびこ運動」や、交通安全推進団体への支援等の幅広い活動を行っており、今後もこれらの活動を通じて地域社会の交通安全に寄与してまいります。

その他国内拠点での活動

JX金属サーキュラーソリューションズ敦賀(株)
気比の松原清掃活動に参加
清掃活動に参加された皆さん

日本三大松原の一つ、福井県敦賀市の「気比(けひ)の松原」で行われた清掃活動「クリーンアップふくい大作戦」に参加し、清掃活動を行いました。当社社員並びにその家族を含む総勢20名が参加し、海岸に漂着した流木や燃えるゴミ等を回収しました。当日は敦賀市長をはじめ、市内企業の従業員や市民あわせて約1,300名が参加して清掃活動が行われました。清掃活動後は、ボランティア作業に参加した社員およびその家族による昼食会を開催し、にこやかに食事を楽しみながら交流を深めました。

JX金属三日市リサイクル(株)
くろべフェア2023へ出展
たくさんの参加者で賑わいました

2023年9月17日~9月18日に黒部市総合体育センターにて行われた「くろべフェア2023」に出展しました。当イベントは黒部商工会議所と黒部市が主催し、市内120の企業・団体が一堂に会して製品やサービスをPRする商工業の祭典です。今年の来場者数は、昨年の18,000名を大きく上回る約42,000名と大変多くの方に足を運んでいただきました。
当社は、屋内展示ブースに出展し、当社グループの資源リサイクルの取り組みについてパネルや映像、原料・製品サンプルを使って紹介しました。今後もくろべフェアの出展などを通じて地域の皆様に当社の事業について知ってもらうと同時に、資源循環の意義を発信していきます。

JX金属製錬ロジテック(株)
「大漁おし初め競技大会」開催
準優勝に輝いたチームのメンバー
昔ながらの櫓漕ぎでタイムを競う

2023年9月9日、「大漁おし初め競技大会」が佐賀関漁港小島給油所において、4年ぶりに開催されました。その昔、大漁をあげるために誰よりも早く好漁場に到達することが求められていた漁師たちの新しい年の出漁初めの行事として、各地区から選抜された若者が木船を繰り出し、力と技で船の速さを競ったことが「おし初め」の始まりとされています。当社は2003年からの参加実績があり、例年地元のベテランチームと優勝を争ってきました。今後もこうした行事を通じて、継続的に地域との交流を深めてまいります。

JX金属戦略技研(株)
テーマ設定型インターンの受け入れを実施
課題に取り組むインターン生

2023年9月19日~9月29日にかけて、課題を設定して学生と共に解決策を模索する実戦型のインターンシップ研修を行いました。参加した学生は、「経営手法としてのLCA~マスバランス方式等LCA分析手法を企業競争力強化に活かすには~」というテーマのもとで、ESG推進部や技術本部関係者のレクチャー、JX金属サーキュラーソリューションズ敦賀(株)の訪問、異業種他社訪問、各種研究会参加等を行いました。インターン生からは「大いに刺激となり、今後の人生の貴重な経験になった」との感想があり、指導教官からは「本人にとって大変貴重な機会となった。研究にさらに取り組んでくれることを期待しています」とのコメントをいただきました。

JX金属探開(株)
国際資源大学校の資源開発研修の受け入れ
掘削機械を見学する様子

国際資源大学校からの要請を受け、2023年7月6日、秋田県小坂町にある資源大学校にて金属資源探査におけるボーリングに関する講義と大館営業所にて掘削機械の見学および説明を行いました。国際資源大学校は、鉱物資源に関する人材育成と金属鉱産物に係る調査研究等を行う一般財団法人国際資源開発研修センターの一部門として鉱物資源開発に関する人材育成事業を行っており、例年、本校の所在する秋田県小坂町での講義および国内外の資源開発関連施設見学等の研修を行っています。当日は暑い中にもかかわらず11名の方が本研修に参加し、熱心に受講していただき、受け入れ側にとっても大変有意義な研修になりました。

ひたちなか事務所
茨城工業高等専門学校のキャリアデザイン授業に協力
キャリアデザイン講話の様子

当社は、茨城工業高等専門学校の本科1年生40名を対象とした「キャリアデザイン授業」カリキュラムに協力しました。当該カリキュラムは「学生が主体的に自身のキャリアをデザインできるようになること」を目的とし開講されるもので、「事前の企業研究→キャリア講話→工場見学」という流れで、一つの企業についての理解を深めることを通して働くことや社会について学んでいきます。この度、当社では本授業のうち「キャリア講話」と「工場見学」に協力しました。
「キャリア講話」は、2023年7月26日にひたちなか事務所による出前授業として行いました。授業では事前の企業研究を重ねた学生に向けて、当社社員より「学生時代の専門知識が実社会でどう生きるか」「専門性以外にも興味のあることに真剣に取り組んだ経験が働く上での強みになる」といったメッセージを伝えました。
「工場見学」は同年10月3日に磯原工場で行いました。ショールームでの説明や現場見学を通して、当社の半導体用スパッタリングターゲットの用途やその製造プロセスについて知っていただきました。締めくくりの質疑応答タイムでは、「建屋内の廊下が色分けされているのは安全上の工夫か」など、工場見学を行ったからこその気づきからくる一歩踏み込んだ質問もあり、非常に充実した時間となりました。

その他海外拠点での活動

フランクフルト事務所
当地最大の日本文化イベント・マイン祭りへの協賛
マイン祭りのステージ

マイン祭りは、2019年に初めて開催された、フランクフルト地域で催される最大の日本文化イベントで、2023年も8月18日~20日の3日間、フランクフルト市に隣接するオッフェンバッハ市の市宮殿ビュージング・パレ前の公園にて開催されました。会場では、ステージ上で日本人による各種音楽演奏、武芸や日本舞踊などのパフォーマンスが繰り広げられ、日本食屋台、飲食品や美術・工芸品の出展・販売、各種体験教室、協賛団体・企業等によるテント出しなどがあり、約2万名の来場者を集めました。
マイン祭りは、フランクフルト、オッフェンバッハ両市並びにその商工会議所に加え、在フランクフルト日本国総領事館、フランクフルト日本法人会、日独産業協会、独日協会フランクフルトなど多くの関係者の協賛・後援を受けていますが、当社も期間中販売されるプログラム誌に広告出稿をすることを通じてこの祭りを支援し、フランクフルト日本法人会ブースでも催事のサポートを行いました。当社としても、先の日本映画祭ニッポン・コネクションと同様、このような日独交流イベントを引き続き支援し、地域社会におけるプレゼンスの向上と、日独関係発展への貢献を目指していきたいと思います。

eCycle Solutions社
カナダのTV教育番組に協力
インタビューの場面

カナダのTV教育番組『ADVANCEMENTS』に、当社グループのeCycle Solutions社が協力を行いました。この番組は、産業・経済における重要な問題やトピックにスポットをあてる一般向け教育番組で、Bloomberg TVで放映されました。番組内では、eCycle社のミシサガ工場の廃家電・電子機器処理工程の映像が流れるとともに、同社のPresident & CEOのScott Loughranさんがインタビューに応える形で、E-wasteのリサイクルや持続可能な社会を形成する重要性について説明を行いました。

チリ事務所
チリ共和国における森林火災

2024年2月に発生したチリ共和国における大規模森林火災が発生しました。当社グループは、チリ共和国内にカセロネス銅鉱山をはじめ複数の銅鉱山の権益を保有し事業活動を行っていることから、被災された地域の方々の支援のために、仮設住宅の設置や災害キット配布等を行う現地の非営利団体であるTECHO Chileに対し、300万円相当を寄付しました。

チリ事務所
チリ国立・サンティアゴ大学「日本祭り」へ参加
着物で参加する学生の皆さん

2023年11月7日~8日、サンティアゴ大学で日本語を勉強する学生が主催する「日本祭り」が開催されました。同大学には南米の大学の中で唯一日本語専攻課程が設置されています。この行事は、大学内外の人々に幅広く日本文化を理解してもらうことを目的に2001年から行われ、毎年、書道や神道、日本料理などの日本文化を紹介しています。
チリ事務所は本行事内の講演ブースに参加し、会社紹介を行いました。特にチリ事務所では日本人とチリ人がお互いの文化を尊重しながら協力して事業を運営していることや、駐在員のサポート業務で日本語ができるチリ人が活躍していることを紹介し、参加した学生からは「将来このような仕事がしたい」という声が上がりました。同大学とは今後もインターンシップ生の受け入れや日本語授業への協力など、引き続き交流を続けていきます。