マテリアリティ 3
魅力ある職場の実現

従業員が心身の健康を保ち、個々の能力を発揮することで生み出される活力に満ちた職場は、企業の持続的な成長を確保する上で欠かせません。当社グループでは、労働安全衛生の確保や適正な人事評価制度、人材教育など、多様な視点から魅力ある職場づくりに取り組んでいます。

■KPIと進捗状況

評価: 達成・順調 未達

KPI 2023年度実績・進捗 評価
人と組織の活性化に向けた取り組みの実施 従業員意識調査を実施し、社員の声を積極的に取り入れ働きがいのある職場環境づくりに努めるとともに、教育プログラムの改善と新たな
研修の導入によって従業員の成長を支援するなど、組織全体の活性化を図る取り組みを進めています。
年休取得率の向上:
2023年度80%以上
年休を取得しやすい職場環境の醸成や年休奨励日の増設などの取り組みの継続実施により、昨年度よりも取得率は向上し、年休取得率は
85.3%となりました。今後もさらなる取得向上に向けた働きかけを実施していきます。
障がい者雇用率の維持・向上:
2023年度2.3%以上
2023年度の障がい者雇用率は2.59%(特例子会社含む集計値)となりました。今後も障がい者雇用率の維持・向上を目指すとともに、
障がいのある方が充実した社会生活を送れるよう、積極的な支援と各種施策を展開していきます。
重大な労働災害発生の低減:
2023年度年千人率(休業4日以上)0.70以下
2023年度の年千人率は0.96となりました。災害発生の事実を厳粛に受け止め、リスクアセスメントの実効性向上や、事故原因究明のための
従業員の能力向上等を通じて、安全衛生マネジメントシステムの継続的な改善に取り組むとともに労働災害防止に努めていきます。
健康増進に向けた取り組み:
2023年度がん検診受診率70%以上
2023年度受診率は前年度(78.1%)から低下し、68.8%となりました。従来JX金属に所属する社員を対象に行ってきており、
その効果は年々表れています。しかし、2023年度はそのような諸施策実施対象外の会社を吸収合併したことにより、全体的に
受診率が低下することとなりました。今後も引き続き、かかる諸施策(がん検診が備わった定期健康診断・人間ドックコースの設定、
本社・各箇所健康相談室によるフォロー、がん検診推奨リーフレットの配布等)を社内に展開していくことで、従業員の健康意識を高め、
受診率向上につなげていきます。