ニュースリリース

　ＪＸ金属株式会社（社長：林 陽一）の入社式における社長訓示の要約を、次のとおりお知らせいたします。

　

【社長訓示（要約）】

　本日、皆さんが社会人・職業人としての第一歩をこのＪＸ金属で歩み出されたことを心より嬉しく思う。

　

　当社は、1905年の日立鉱山の開業に端を発し、今年で創業118年を迎える。銅の採掘・製錬に始まり、先端素材、リサイクル事業に至るまで、社会の変容に応じて事業を展開してきたが、これまでの道のりは決して平坦なものではなかった。既存事業の延長だけでは明日は無いという危機感のもとチャレンジを続けてきたのが当社の歴史である。現在、当社は「技術立脚型企業」への転身を掲げ、これまでの事業構造を大きく見直す転換点を迎えている。茨城県ひたちなか市への新工場の建設や、チリ・カセロネス銅鉱山の権益の一部譲渡など、創業以来のDNAを大事にしながらもフレキシブルに事業を推進しているところである。

　こうした中で入社される皆さんには、以下の点を望みたい。

　

　まず、今しがたも述べたとおり、勇気をもってチャレンジする姿勢を持つことである。けっして受け身になることなく、失敗を恐れず、型にはまらずに、楽しみながら挑戦してほしい。会社としても多様性を受容してチャレンジを奨励する風土づくりや仕組みを用意していく。これを上手く活用しながら成長されることを期待する。

　

　また、当社の中には、仕事の遂行のためには年齢や職位といった垣根を取り払い、忌憚なく意見を交わすべきという「仕事本位」の考え方が受け継がれている。時には意見が対立することもあるかと思うが、新入社員だからと臆することなく、自分の考えを持って議論を交わしてほしい。多様な人たちと一緒に仕事をしていく中でお互いを尊重しあい、刺激しあいながら、様々な課題に誠実に向き合っていっていただきたい。

　

　最後に、言うまでもなく事業の遂行にあたっては皆さん自身の心身の健康が大前提である。安全・安定操業、環境保全、コンプライアンスが土台にあってこそということも忘れないでほしい。

　

　皆さんの入社を心より歓迎すると同時に、皆さんが当社グループの「企業行動規範」に則り、崇高な職業倫理観のもと、良き市民・企業人として、また誠実で信義を重んじる国際人として、たくましく成長されることを願う。

　

以 上

　

（ご参考） 2023年4月1日付 新入社員数

		新入社員数
大学院・大学卒社員		94　　　　 (70)
（内訳）	事務系	30　　　　 (27)
	技術系	64　　　　 (43)
高等専門学校卒社員		17 　　　　(5)
高等学校卒社員		90　　　　 (34)
計		201 　　　(109)

（　）内は昨年度の実績