需要に確実に応える生産体制の確立

需要に確実に応える生産体制の確立

当社グループでは、半導体材料/情報通信材料における今後の需要拡大を見据え、茨城県内を中心に、国内外で先端材料の生産能力の増強を積極的に進めています。また、資源リサイクルの推進や、先端材料に必要不可欠なレアメタルの安定確保にも取り組み、持続的な供給体制の強化を図っています。

生産能力の増強

①ひたちなか新工場

茨城県ひたちなか市に大規模用地を取得し、新たな工場の建設を進めてきました。2026年3月には開業式を執り行い、半導体用スパッタリングターゲットの生産設備の一部が試運転を開始しています。同拠点は、日立地区・磯原地区に続く茨城県内第3の主力拠点であり、国内における新たな主力拠点の開設は、1985年の磯原工場開業以来、約40年ぶりとなります。新工場は、将来的な需要の急拡大が見込まれる半導体用スパッタリングターゲットを中心とした半導体材料の生産等を担い、最終的に従業員500名以上を有する当社の中核拠点の一つとなる予定です。

所在地
  • 茨城県ひたちなか市新光町
面積
  • 約24万㎡
生産品目
  • 半導体用スパッタリングターゲットを中心とした半導体材料等
稼働開始
  • 2025年度(2026年3月開業)

②メサ工場(米国アリゾナ州)

半導体産業の集積が進むアリゾナ州に位置する新工場で、半導体用スパッタリングターゲットの生産能力を顧客ニーズに応じて機動的に拡大していきます。また、新規事業展開のための拠点としても活用し、北米における先端事業分野の中心地としていく考えです。

所在地
  • アメリカ合衆国アリゾナ州メサ市
面積
  • 約26万㎡
生産品目
  • 半導体用スパッタリングターゲットを中心とした半導体材料等
稼働開始
  • 2024年度

③茨城県日立市内に2つの新工場

半導体用スパッタリングターゲットおよび圧延銅箔の生産能力を増強するため、茨城県日立市内に2つの新工場を建設しました。このうち圧延銅箔の白銀地区工場は、2024年10月に営業運転を開始しています。

所在地
  • 茨城県日立市白銀町(日立事業所 白銀地区)
面積
  • 8,001.77㎡
生産品目
  • 圧延銅箔
稼働開始
  • 2024年度
所在地
  • 茨城県日立市砂沢町
面積
  • 23,348.04㎡
生産品目
  • 半導体用スパッタリングターゲット
稼働開始
  • 2025年度

基礎材料(先端材料を支えるベース事業)

地政学的リスクが高まる中、当社半導体材料の原料として必要となる貴金属・レアメタルの安定確保の重要性が高まっています。基礎材料セグメントでは、従来のリサイクル原料からの回収をさらに強化することに加え、レアメタル鉱山開発にも取り組んでいます。2025年度にはひたちなか市にリサイクル物流センターを開設するなど集荷・処理体制の強化を進め、リサイクル原料比率は銅量ベースで26.2%となりました。

参照
マテリアリティ「社会に必要不可欠な材料を持続可能な形で提供」
リサイクル原料
リサイクル原料
ミブラ鉱山(タンタル精鉱生産)
ブラジル Mibra鉱山(タンタル精鉱生産)