人権の尊重
当社グループは、国際的に認知されたガイダンスに則り、人権デュー・ディリジェンスを進め、人権課題に取り組んでいきます。
JX金属グループ人権方針の制定
当社グループは、事業活動を行うすべての国・地域における人権尊重の指針として、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、2023年8月1日付で「JX金属グループ 人権方針」を制定しました。
同方針のもと、当社グループが社会に与えうる人権への負の影響を防止または軽減するため、調査等を行い、負の影響が特定された場合には適切な手段を通じて是正し、その進捗並びに結果について外部に情報開示するというプロセスからなる「人権デュー・ディリジェンス」の仕組みを構築し、これを継続的に実施します。
JX金属グループ 人権方針
私たちJX金属グループは、すべての国や地域の人々の環境・文化・慣習を尊重し、事業活動を行うため、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、JX金属グループの事業活動における人権に関する最上位の方針として、以下の方針を定め、これにより地域住民・顧客・従業員・取引先を含めすべての人々の人権を尊重した取り組みを推進していきます。
- 1.人権尊重へのコミットメント
JX金属グループは、自らの事業活動が直接的又は間接的に人権に影響を及ぼす可能性があることを理解し、他者の人権を侵害しないこと、自らの事業活動において人権への負の影響が生じた場合には是正に向けた適切な対応をとることにより、人権尊重の責任を果たします。
JX金属グループは、すべての人びとの基本的人権について規定した国連「国際人権章典」(「世界人権宣言」、「市民的及び政治的権利に関する国際規約」及び「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」)や、労働における基本的権利を規定した国際労働機関(ILO)の「労働における基本原則及び権利に関するILO宣言」、賃金や労働時間など労働者の人権に関する諸条約、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」、「子どもの権利とビジネスの原則」、「OECD責任ある企業行動に関する多国籍企業行動指針」、「OECD紛争地域及び高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」等の人権に関する国際規範を支持し、尊重しています。また、事業活動を行うそれぞれの国・地域で適用される法令及び規制を遵守し、万が一、国際的に認められた人権と各国・地域の法令の間に矛盾がある場合は、国際的な人権原則を尊重するための方法を追求していきます。 - 2.人権デュー・ディリジェンス
JX金属グループは、人権尊重の責任を果たすため、人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築し、これを継続的に実施します。人権デュー・ディリジェンスとは、自社が社会に与えうる人権への負の影響を防止又は軽減するため、予防的に調査・把握を行い、適切な手段を通じて是正し、その進捗ならびに結果について外部に開示する継続的なプロセスを言います。 - 3.救済
JX金属グループは、人権への負の影響を引き起こした又は負の影響を助長したことが明らかになった場合、適切な手段を通じてその是正に取り組むとともに、従業員、サプライチェーン上の従業員及び地域住民等のステークホルダーが利用できる苦情処理体制の整備を進めていきます。 - 4.教育
JX金属グループは、本方針がJX金属グループすべての会社における事業活動に組み込まれるよう、役員と従業員に対し、適切な教育を行います。 - 5.情報開示
JX金属グループは、本方針に基づく人権尊重の取り組みの進捗状況や結果を、JX金属ホームページや報告書等で開示します。 - 6.対話・協議
JX金属グループは、自らの事業活動が人権に及ぼす影響について、影響を受ける人々の視点から理解し、対処できるよう、関連するステークホルダーとの対話と協議を真摯に行います。 - 7.適用範囲
本方針は、JX金属グループすべての役員と従業員に適用します。また、JX金属グループの事業活動に関連するすべてのビジネスパートナーに対しても、本方針の理解・協力を求めます。 - 2023年8月1日 制定
2025年11月1日 改正
人権教育・社内啓発
当社グループでは、不当差別、ハラスメント、強制労働、児童労働などの防止に向け、関連するガイドラインを整備・周知し、人権尊重に関する意識の浸透を図っています。
JX金属グループ コンプライアンス基本規則(抜粋)
不当差別の禁止
JX金属グループ各社及びその役員社員等は、人種、国籍、性別、年齢、信仰、社会的身分、身体的特徴などを理由として、従業員の採用、賃金、労働時間その他の労働条件、取引条件等について不当な差別は行わない。
ハラスメントの防止
JX金属グループ各社及びその役員社員等は、ハラスメント※の防止に積極的に取り組むとともに、ハラスメントに係る問題が発生した場合には、その解決に向けて適切に対応するものとする。
- ※職場におけるセクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメント及びカスタマーハラスメント並びに求職者等に対するセクシャルハラスメントを含む。
個人情報の保護
JX金属グループ各社及びその役員社員等は、個人情報保護関連法令及び社内規則等を遵守し、顧客、取引先、従業員等に係る個人情報を適切に保護するとともに、業務上の必要から個人情報を取り扱うに当たっては、細心の注意を払いその適切な管理に努めるものとする。
児童労働、強制労働の防止
JX金属グループ各社及びその役員社員等は、児童労働や強制労働に直接かかわることなく、またこれらの問題の解決に貢献すべく努めるものとする。
人権研修の実施
2025年度は、JX金属グループのマテリアリティである「人権の尊重」に関する取り組みの一環として、全グループ社員を対象に人権研修を実施しました。企業における人権課題への対応の重要性が高まる中、職場における人権尊重への理解を深めることを目的に、以下の内容で実施しました。
- テーマ:「ハラスメントの防止/仕事と介護の両立のために必要なこと」
- 対象:当社およびグループ会社の従業員
- 受講率100%(KPI)を達成
責任ある鉱物調達の取り組み
当社グループは、紛争地域および高リスク地域における人権侵害への加担を防止するため、責任ある鉱物調達を推進しています。詳細は「サプライチェーンマネジメント」ページの 「責任ある鉱物調達の取り組み」をご覧ください。
強制労働・児童労働・差別の禁止等
当社グループでは、「調達取引先の選定方針」において、サプライチェーンも含めて、強制労働・児童労働や人種、性別による差別等の禁止、各種労働法令の遵守を定めています。当社グループまたはサプライヤーにおいて、強制労働や児童労働の事例、結社の自由を侵害するような事実、ストライキなどによる工場閉鎖や、雇用に関する差別に該当する事例は報告されていません。今後も強制労働、児童労働、差別の禁止等への取り組みを進めていきます。
人権に関する相談窓口と救済措置
当社グループでは、人権侵害を含む社内における相談窓口として、「JX金属グループホットライン」を設置し、日常的に発生し得る人権問題から重大な人権侵害まで匿名での相談を受け付けています。JX金属グループホットラインでは通報案件につき、その内容および対応状況を当社社長に報告するとともに、同ホットラインの運用状況について当社取締役会にも報告しています。また、JX金属グループホットラインの設置については、社内ポータルサイトに掲示し、人権研修をはじめとする各種研修にて周知を図っています。JX金属グループホットラインに相談・通報することによって、通報者に不利益が生じることは一切ありません。救済措置については、相談された事案について、外部のいかなる救済措置によって解決を図ることも制限していないため、各国の法制度に従って他の救済手段を求めることもできます。
また、当社グループは、サプライヤー企業、取引先の従業員や地域住民など、社外ステークホルダーも利用できる相談窓口として「JX金属グループ サプライヤーホットライン」および当社のWebサイトにて「お問い合わせ」窓口を設置し、当社グループにおける法令等に違反する行為またはその恐れのある行為により影響を受けた関係者がアクセスし得る是正・救済のためのプロセスを整備し、匿名での相談も受け付けています。また、これらの相談窓口に相談・通報したことを理由として、相談・通報した方およびその勤務先に対して不利益な取り扱いを行うことは一切ありません。
