ニュースリリース

　ＪＸ金属株式会社（社長：林 陽一、以下「当社」）は、2024年4月からの一般職社員の賃金改定について、組合側の了解を得て妥結いたしましたのでお知らせいたします。今回の春季交渉において、組合側の要求が「一律9,000円/月のベースアップに加え6,500円/月の単年度の支援金支給」であったのに対し、「平均15,500円/月のベースアップ」という労組要求を上回る賃金改定といたしました。また、最大30,000円アップの初任給引き上げなど、特に若年層従業員に対する重点的な賃金改善を図っております。なお、制度昇給を合わせると、一人あたり約20,000円の基本給引き上げとなる見込みです。

　　

　当社は、2022年10月に一般職人事制度の全面的な改定を行い、当社グループが2040年に向けた長期ビジョンで掲げる「技術立脚型企業への転身」に向け、多様な人材が多様な価値観を持って活躍し付加価値を創出しつづける組織体制の構築のための施策を進めてまいりました。

　　

　継続する物価上昇への対応に加え、人材獲得競争が激化する中、当社の採用競争力を強化し、人材確保・定着に繋げ、持続的成長を実現するための人的資本投資の一環として、今回の賃金改定を実施することといたしました。

　

以 上

　

＜参考：初任給の改定前後比較(※2024年4月入社者より適用)＞

	現行	引き上げ幅	改定後
博士卒	291,200円	＋29,600円	320,800円
修士卒	263,100円	＋24,000円	287,100円
学部卒	230,000円	＋30,000円	260,000円
高専卒	202,000円	＋26,300円	228,300円
高校卒	176,000円	＋17,000円	193,000円